川中美幸

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川中 美幸
出生名 川中岐味子
別名 春日はるみ
生誕 (1955-12-05) 1955年12月5日(68歳)
出身地 日本の旗 日本大阪府吹田市
ジャンル 演歌
職業 演歌歌手
担当楽器
活動期間 1973年 -
レーベル テイチクエンタテインメント
公式サイト 川中美幸オフィシャルサイト

川中 美幸(かわなか みゆき、1955年昭和30年〉12月5日[1]。 - )は、日本の女性演歌歌手。本名:山田 岐味子(旧姓:川中)[1]。夫は元関西テレビ社員で、テレビプロデューサー。

経歴[編集]

大阪府吹田市出身[1](ただし鳥取県米子市で生まれ、幼少の頃に大阪府吹田市に転居したとされる)。

1973年6月、「春日はるみ」の芸名でワーナー・パイオニアより「新宿天使」でデビューするも低迷[1]。同期歌手は山口百恵、桜田淳子など[2]

1977年4月、「川中美幸」と改名し、テイチク・レコードより「あなたに命がけ」で再デビュー[1]

1980年3月25日に「ふたり酒」を発売。同年4月、文化放送の深夜放送『走れ!歌謡曲』のパーソナリティー[1]に局アナ以外で初めて抜擢され、「ふたり酒」のミリオンセラー[1]に繋がったとされる。

1981年12月31日、第32回NHK紅白歌合戦で紅白初出場[1]。以後、紅白には計24回出場し(2022年時点)、2006年には自身初となる紅組トリを務めた[2](詳しくは、NHK紅白歌合戦出場歴の欄を参照)。

1983年7月、大阪梅田コマ劇場において初座長公演「浪花慕情・ねんねころいち」を開催[1]

1987年4月、初のアメリカ公演[1]。1990年8月、初の中国公演「川中美幸中国友好公演」を開催[1]

1993年4月1日、株式会社サンミュージックプロダクションに所属[1]

1994年第36回日本レコード大賞最優秀歌唱賞受賞[2](その他「賞」については、後述の受賞歴を参照)。

1995年7月10日、藤扇流名誉名取取得「藤扇三之(ふじおうぎみゆき)」[1]

1998年1月1日、シングル「二輪草」発売。1999年5月同曲が100万枚突破したことを受けて、板橋区 “にりんそう公園” にて「二輪草」歌碑が建立された[1]

2007年2月20日、石川県観光大使に任命される[1]

2010年9月から放送のNHK連続テレビ小説「てっぱん」にレギュラー出演[1]

2017年11月15日、同年は日本歌謡史に足跡を残した作詞家・阿久悠の没後10年・生誕80年の節目の年にあたり、レコードメーカー7社合同企画アルバム「阿久悠メモリアル・ソングス~私のいい人つれて来い~」に未発表詞による新曲「小樽まで」で参加[3][1]

エピソード[編集]

子供時代[編集]

父は三波春夫の大ファン、母は美空ひばりの大ファンで、物心ついた頃から家の中で絶えず演歌が流れていた[2]。兄がいる[2]。子供の頃は狭いアパートの貧乏暮らしで、川中には勉強机がなく兄の机の引き出しのみを使わせてもらっていた[2]。幼い頃から演歌を見様見真似で歌っており、小学3年生の時に家族で遊びに行った東大阪市のヘルスセンターで開かれた「ちびっこのど自慢大会」に、父にけしかけられて飛び入り参加[2]都はるみの「馬鹿っちょ出船」を歌って優勝し、副賞として勉強机をもらった[2]

このことは本人だけでなく両親も喜び、以後関西の色々なのど自慢大会に参加し、何度も優勝して賞金や副賞[注釈 1]をもらうようになった[2]。その頃父はある事情がきっかけで身体を悪くし、代わりに母が人の倍以上働いて生活を支え、父が背負った借金を返していた[2]。子供心に「私がプロの歌手になれば、もっと親を助けられる」と思うようになった[2]

「春日はるみ」時代の挫折[編集]

中学2年生の頃に作詞家・もず唱平にスカウトされ、中学卒業を待って父と2人で大阪から上京[2]。東京の定時制高校に通いながら1年間の準備期間を経て、17歳で春日はるみの芸名でデビューした[2]。デビュー当初、川中の歌を聞いた人たちから「すごい歌手が出てきた!」と騒がれた[2]

しかし当時はアイド全盛時代で、新人演歌歌手の川中はほとんど見向きしてもらえず、上記の歌声を褒めてくれた人たちもほどなくしてアイドルを応援するようになった。これらにより傷心した[注釈 2]ことから2年間の歌手活動を終えて大阪の実家に戻り[注釈 3]、以後母が営むお好み焼き屋の手伝いをしながら今後の身の振り方を考えた[2]

「川中美幸」で再出発[編集]

19歳の頃、もず唱平から「大阪で『ネオン街音楽祭』という大会がある。歌手としてやり直してみないか?」と誘われた[2]。当時芸能界復帰は考えていなかったが、もずの熱心な説得や、母に背中を押されたことでもう一度だけ大会に出ることを決めた[2]。同大会では約650人の応募者の中から最終的にグランプリに選ばれ、再デビューの切符を手にした[2]。「25歳までに売れなければ、今度こそ歌手を諦める」との条件を決め、21歳で川中美幸として再デビュー[2]。この頃はロングドレスにダウンヘアで大人の歌を歌ったが、ヒットに恵まれないまま24歳が過ぎた[2]

5曲目となる「ふたり酒」の歌詞は、男口調で「いきてゆくのがつらい日はおまえと酒があればいい」という、しみじみした夫婦の歌である[2]。母との電話で新曲である同曲を聴かせると電話口の向こうで母の泣く声を耳にし、「この歌はうちの両親の歌だ」と気づいた[2]。これをきっかけに同曲の歌い方をささやくように変えた所、徐々にヒットの手応えを感じ始め、結果的に初めての代表作となった[注釈 4]。数年後、都心から少し離れた場所に念願の家を建てることができ、両親を呼び寄せた[2]

その他エピソード[編集]

詳しい年は不明だが、「ふたり酒」のヒットから数年後に両親を新築の家に春に呼び寄せた後、父はその年の暮に他界した。母はその後2017年頃に92歳で他界した[2]

34歳で[2]上沼真平の部下の男性と結婚し、仲人は上沼真平、恵美子夫妻が務めた。

血液型 B型[1]

趣味は、ゴルフ、鉄板料理[1]、小物集め[1](ミニチュアのフィギュアや、犬や猫の小さな置物などを飾って鑑賞している[2])。

2007年3月末に、世界で唯一レーザーディスクの製造を続けていたメモリーテックが製造を停止し、川中の「金沢の雨」が最後の作品となった。最後にプレスされた盤は記念プレートにされ、テイチクエンタテインメント社長を介して川中本人に贈られた。

受賞歴[編集]

  • 1976年
    • 毎日放送主催「ネオン街音楽祭」グランプリ
  • 1981年
    • 第14回全日本有線放送大賞 上半期優秀スター賞
    • 第14回日本有線大賞 上半期ヒット賞
    • 第8回ラジオ日本「横浜音楽祭」ラジオ日本演歌賞
    • 第14回全日本有線放送大賞 優秀スター賞
    • 第14回日本有線大賞 有線音楽賞
    • 第23回日本レコード大賞 金賞
    • フジテレビ「'81 FNS音楽祭」歌謡音楽賞
  • 1982年
    • 第13回日本歌謡大賞 放送音楽賞
    • 第8回日本演歌大賞 ベストセラー賞
    • 第15回日本有線大賞 有線音楽賞
    • 第24回日本レコード大賞 金賞
  • 1983年
    • 第14回日本歌謡大賞 放送音楽賞
    • 第9回日本演歌大賞 スター賞
  • 1984年
    • 第5回古賀政男記念音楽賞入賞
    • 第10回日本演歌大賞 スター賞
    • 第4回作曲大賞 協会賞 グランプリ
    • 第15回日本歌謡大賞 放送音楽賞
  • 1994年
    • 第27回全日本有線放送大賞 特別賞「逢えるじゃないかまたあした」
    • 第36回日本レコード大賞 最優秀歌唱賞
  • 1995年
    • 第28回日本作詩大賞 優秀作品賞「北山しぐれ」
    • 第37回日本レコード大賞 企画賞 アルバム「めぐり逢い」
  • 1998年
    • 第31回全日本有線放送大賞 ゴールドリクエスト賞 評議委員会特別賞
    • 第31回日本作詩大賞特別賞
    • 第31回日本有線大賞最多リクエスト曲賞
    • 第40回日本レコード大賞 優秀作品賞
  • 1999年
    • 第20回松尾芸能賞 歌謡優秀賞
    • 第32回全日本有線放送大賞 ゴールドリクエスト賞
    • 第32回日本有線大賞 有線音楽優秀賞
    • 第41回日本レコード大賞 優秀作品賞
  • 2001年
    • 第43回 日本レコード大賞 金賞
  • 2002年
    • 第44回 日本レコード大賞 金賞
  • 2003年
    • 第36回 日本作詞大賞 大賞
    • 第45回 日本レコード大賞 金賞
  • 2005年
    • 第38回日本作詞大賞 優秀作品賞受賞
    • 第47回日本レコード大賞 大衆賞
  • 2007年
    • 第49回日本レコード大賞 金賞
  • 2012年
    • 第66回文化庁芸術祭大賞(大衆芸能部門)
  • 2018年
    • 第51回日本作詩大賞 優秀作品賞(深川浪花物語)
  • 2020年
    • 第18回グッドエイジャー賞(日本メンズファション協会主催)

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

# 発売日 A/B面 タイトル 作詞 作曲 編曲 規格品番
1 1973年
6月
A面 新宿天使 もず唱平 松原曽平 森岡賢一郎 L-1133P
B面 青春望郷編
2 1974年
3月
A面 寒椿の島から 喜多条忠 森田公一 高田弘 L-1172P
B面 置手紙
# 発売日 A/B面 タイトル 作詞 作曲 編曲 規格品番
1 1977年
4月25日
A面 あなたに命がけ 石坂まさを 伊藤雪彦 馬場良 RS-59
B面 雨の港町
2 1978年
5月25日
A面 まるやまブルース 内山田洋 森岡賢一郎 RS-122
B面 女の旅 千家和也 浜圭介
3 1979年
5月25日
A面 心配している私です 木未野奈 北原じゅん 高田弘 RS-161
B面 女のみれん酒 石坂まさを 馬場良
4 1980年
3月25日
A面 ふたり酒 たかたかし 弦哲也 斉藤恒夫 RS-201
B面 特急寝台・日本海 木未野奈 北原じゅん 高田弘
5 1981年
2月25日
A面 ふたりぐらし たかたかし 弦哲也 斉藤恒夫 RE-515
B面 おまえとならば
6 1981年
8月25日
A面 あなたひとすじ RE-531
B面 逢えてよかった
7 1982年
2月25日
A面 花咲港 吉岡治 市川昭介 RE-546
B面 ふたりで生きる 白鳥園枝
8 1982年
8月5日
A面 越前岬 吉岡治 岸本健介 RE-560
B面 夕焼けふるさと
9 1982年
11月21日
A面 酔わせて たかたかし 弦哲也 RE-570
B面 愛ひとつ
10 1983年
2月1日
A面 おれとおまえ 西沢爽 叶弦大 RE-578
B面 ふたりの海峡 池田充男 徳久広司
11 1983年
5月21日
A面 盛り場渡し舟 荒木とよひさ 浜圭介 RE-590
B面 裏町あかり 伊東セツ 竹田賢
12 1983年
9月21日
A面 遣らずの雨 山上路夫 三木たかし 高田弘 RE-610
B面 ひとり花 吉岡治 市川昭介 斉藤恒夫
13 1984年
2月1日
A面 ふたりの春 いではく 遠藤実 RE-630
B面 浪花夜曲
14 1984年
8月21日
A面 忍ぶ川 吉岡治 市川昭介 RE-640
B面 恋列車
15 1985年
2月21日
A面 男じゃないか たかたかし 弦哲也 池多孝春 RE-661
B面 春待ち便り 荒木とよひさ 岸本健介 斉藤恒夫
16 1985年
10月21日
A面 忍路海岸わかれ雪 たかたかし 弦哲也 池多孝春 RE-695
B面 浮草の花 浜浩二
17 1986年
2月21日
A面 ふたりの絆 鳥井実 聖川湧 RE-706
B面 北国の夕暮れ 薗広昭
18 1986年
8月21日
A面 浪花灯り 吉岡治 岸本健介 斉藤恒夫 RE-724
B面 遅い春 池多孝春
19 1986年
11月21日
A面 愛は別離 なかにし礼 浜圭介 桜庭伸幸 RE-739
B面 風花 中西冬樹 伊豆康臣
20 1987年
10月21日
A面 雨の街恋の街 たかたかし 岡千秋 前田俊明 RE-799
B面 女の雨 星野哲郎 斉藤恒夫
21 A面 瀬戸の恋歌 RE-800
B面 なみだの港
22 1988年
3月21日
A面 豊後水道 阿久悠 三木たかし 丸山雅仁 RE-827
B面 雨の降る町
23 1988年
12月5日
A面 女 泣き砂 日本海 川口真 RE-878
B面 駅前酒場
24 1989年
7月7日
A面 月夜だね たきのえいじ 叶弦大 竜崎孝路 RE-894
B面 雨のラプソディ
25 1990年
1月21日
A面 蛸焼き人生 瀬戸千秋 河島英五 小谷充 RE-917
B面 あかんたれの唄 もず唱平 上田正樹
26 1990年
5月21日
01 ぐい呑み酒 石本美由起 聖川湧 前田俊明 TEDA-10012
02 鷗と子猫
27 1991年
3月21日
01 あんたの春 もず唱平 浜圭介 TEDA-10049
02
28 1991年
4月1日
01 炎情歌 石本美由起 弦哲也 桜庭伸幸 TEDA-10056
02 花ある人生 もず唱平 浜圭介 南郷達也
29 1992年
2月21日
01 夢追い女 石本美由起 聖川湧 前田俊明 TEDA-10206
02 夢見酒 水木かおる 四方章人 池多孝春
30 1993年
2月21日
01 月の砂漠 湯川れい子 弦哲也 前田俊明 TEDA-10268
02 夕焼けの詩
31 1993年
9月22日
01 春花秋灯 星野哲郎 小林亜星 竹村次郎 TEDA-10292
02 元気でいこうぜ
32 1993年
10月21日
01 昔のように港町 阿久悠 三木たかし 馬飼野俊一 TEDA-10295
02 らんぷの宿で
33 1994年
10月21日
01 いとしい人へ 帆刈伸子 都志見隆 川村栄二 TEDA-10322
02 北の想い 原真弓 久保田安紀
34 1995年
1月21日
01 北山しぐれ 水木かおる 岸本健介 前田俊明 TEDA-10328
02 リラ冷えの宿
35 1996年
1月21日
01 ちょうちんの花 阿久悠 円広志 桜庭伸幸 TEDA-10353
02 男たちよ
36 1996年
6月21日
01 恋歌ふたたび 藤竜之介 若草恵 TEDA-10362
02 そしてもう秋ある港町 只野通泰
37 1996年
7月12日
01 音頭とうふ天国 星野哲郎 弦哲也 南郷達也 TEDA-10364
02 幸福ぐらし 池田充男 伊藤雪彦 馬場良
38 1997年
1月22日
01 麗人麗歌 阿久悠 三木たかし 若草恵 TEDA-10376
02
39 1997年
3月1日
01 人生賭けてます 広瀬香美 本間昭光 TEDA-383
02 (Re-Mixバージョン) 飯田高広
40 1997年
6月21日
01 南へ旅しませんか 本間昭光 TEDA-10392
02 美幸のお願い数え唄 飯田高広
41 1998年
1月1日
01 二輪草 水木かおる 弦哲也 前田俊明 TEDA-10407
02 伊豆夜情 馬場良
42 1999年
4月21日
01 君影草〜すずらん〜 南郷達也 TEDA-10437
02 菊日和
43 2000年
1月21日
01 なにわの女 吉岡治 前田俊明 TEDA-10467
02 夏銀河
44 2001年
2月15日
01 春ふたり たかたかし TEDA-10497
02 ふたりの窓
45 2001年
9月26日
01 大河の流れ 吉岡治 TEDA-10517
02 渡り鳥とんだ
46 2002年
3月13日
01 宵待しぐれ もず唱平 聖川湧 南郷達也 TEDA-10537
02 おんな橋
47 2002年
8月21日
01 貴船の宿 吉岡治 弦哲也 前田俊明 TECE-11557
02 祭りうた 川村栄二
48 2003年
5月8日
01 おんなの一生〜汗の花〜 前田俊明 TECA-11587
02 風の異邦人 佐野博美
49 2004年
2月25日
01 おもろい女 前田俊明 TECA-11627
02 梓川
50 2004年
5月26日
01 母日和 阿久悠 若草恵 TECA-11637
02 花の美らさよ 水木かおる 前田俊明
51 2005年
1月1日
01 うすゆき草 たかたかし TECA-11657
02 高千穂旅情
52 2006年
1月1日
01 歌ひとすじ 吉岡治 TECA-12037
02 想い出夜汽車
53 2006年
7月1日
01 灯籠流し たかたかし TECA-12057
02 おんな神輿 水木かおる 芳賀邦比庫 竜崎孝路
54 2006年
12月20日
01 金沢の雨 吉岡治 弦哲也 前田俊明 TECA-12077
02 思い櫻
55 2007年
12月19日
01 夫婦ちゃんりん かず翼 南郷達也 TECA-12127
02 浜しぐれ 志賀大介
56 2008年
8月27日
01 木曽川しぐれ 水木れいじ TECA-12147
02 紅の雪 田久保真見
03 おんな花 松本礼児 平尾昌晃 竜崎孝路
57 2009年
4月16日
01 艶冶な気分 吉岡治 弦哲也 若草恵 TECA-12177
02 花のあとさき 前田俊明
58 2009年
9月2日
01 郡上夢うた TECA-12200
02 魔風恋風 竜崎孝路
59 2010年
3月31日
01 ふたり花 たかたかし 前田俊明 TECA-12220
02 雨情歌
60 2010年
10月6日
01 ふたり花 TECA-10267
02 (デュエットVer.)[注釈 5]
61 2011年
1月1日
01 長崎の雨 TECA-12270
02 まいどおおきに 伊戸のりお
62 2012年
1月1日
01 花ぼうろ〜霧氷の宿〜 前田俊明 TECA-12320
02 天空のペガサス 建石一 川村栄二
63 2012年
7月4日
01 うたびと 池田充男 都志見隆 若草恵 TECA-12355
02 おんなの夢舞台 建石一 徳久広司 池多孝春
64 2013年
1月1日
01 めおと桜 弦哲也 前田俊明 TECA-12407
02 歌手紙 田村武也
65 2013年
7月17日
01 めおと桜 前田俊明 TECA-12460
02 (デュエットVer.)[注釈 6]
66 2014年
1月1日
01 祇園のおんな 高田ひろお TECA-12488
02 お吉情話
67 2014年
11月19日
01 吾亦紅〜移りゆく日々〜 水木かおる TECA-12560
02 桜桃忌
68 2015年
4月22日
01 一路一生 池田充男 TECA-13595
02 きぬぎぬ川 川村栄二
69 2016年
3月2日
01 人生ごよみ たかたかし 前田俊明 TECA-13660
02 男の値打ち
70 2017年
2月22日
01 津軽さくら物語 齋藤千恵子 板橋かずゆき 田代修二 TECA-13730
02 北の旅人 山口洋子 弦哲也 伊戸のりお
71 2017年
4月19日
01 あなたと生きる 田久保真見 前田俊明 TECA-13760
02 涙の海を、渡るよに
72 2018年
1月31日
01 深川浪花物語 もず唱平 聖川湧 伊戸のりお TECA-13816
02 いなか侍
73 2018年
7月4日
01 能登はやさしや 椿れい 梶原茂人 TECA-13854
02 小樽まで 阿久悠 花岡優平 矢野立美
74 2018年
11月7日
01 半分のれん 岸かいせい 左峰捨比古 伊戸のりお TECA-13884
02 ちゃんちき小町 ゆうじ誠 石田光輝
75 2019年
6月5日
01 笑売繁昌 もず唱平 弦哲也 南郷達也 TECA-13930
02 おんな橋 聖川湧
76 2020年
2月5日
01 海峡雪しぐれ たかたかし 弦哲也 TECA-20003
02 雨の止まり木 麻こよみ
77 2021年
2月3日
01 恋情歌 TECA-21005
02 二度目の春
78 2022年
2月16日
01 冬の華 小野田洋子 杉山ユカリ TECA-22012
02 花ある人生〜夢のあとさき〜 もず唱平 浜圭介
03 人生賭けてます2021 広瀬香美
79 2023年
2月8日
01 冬列車 田村武也 TECA-23002
02 明日は今日より[注釈 7] 岩井薫 南乃星太 杉山ユカリ
80 2024年
2月21日
01 人生日和 麻こよみ 弦哲也 猪股義周 TECA-24008
02 横浜トワイライト
〜想い出は美しく〜[注釈 8]

デュエット・シングル[編集]

発売日 デュエット A/B面 タイトル 作詞 作曲 編曲 規格品番
1985年
6月21日
弦哲也 A面 今夜は乾杯 たかたかし 弦哲也 斉藤恒夫 RE-675
B面 わかれの午前零時
1994年
8月21日
石原裕次郎 01 逢えるじゃないか
またあした
滝田順 鶴岡雅義 山倉たかし TEDA-10316
- 02 恋暦
(歌:川中美幸)
荒木とよひさ 弦哲也 前田俊明
1995年
9月21日
石原裕次郎 01 泣かせるぜ 滝田順 鶴岡雅義 池多孝春 TEDA-10347
02 恋路 池田充男 野崎真一 山倉たかし
01 恋の町札幌 浜口庫之助 伊戸のりお TEDA-10348
02 恋いのち 二条冬詩夫 伊藤雪彦
1998年
9月23日
弦哲也 01 二輪草 水木かおる 弦哲也 前田俊明 TEDA-10427
2000年
9月1日
吉幾三 01 出張物語 吉幾三 京建輔 TEDA-10475
- 02 美幸のお願い数え唄
(歌:川中美幸)
広瀬香美 飯田高広
2007年
9月26日
宮本隆治 01 金沢の雨 吉岡治 弦哲也 前田俊明 TECA-10117
2010年
11月24日
山本譲二 01 仁川エアポート たかたかし 南郷達也 TECA-12262
02 夜霧のふたり
2012年
8月22日
松平健 01 名場面 阿久悠 宇崎竜童 川村栄二 TECA-12366
02 射手座のふたり 田久保真見 杉本眞人
2013年
10月16日
水谷千重子 01 恋する大阪 高田ひろお 聖川湧 丸山雅仁 TECA-12480
02 半分こ
2018年
8月15日
ベイビー・
ブー
01 明日への伝言 麻こよみ 花岡優平 伊戸のりお TECA-13866
02 たそがれ哀愁
2020年
4月15日
前川清 01 東京シティ・セレナーデ 冬弓ちひろ 中村力哉 TECA-20023
02 ヘイ・ポーラ みナみカズみ R.Hildebrand 伊戸のりお

企画シングル[編集]

発売日 曲順 タイトル 作詞 作曲 編曲 規格品番
2004年
5月19日
01 じゃがいもの唄 原田博之 森進一 若草恵 VICL-35665

映像作品[編集]

発売日 タイトル 規格 規格品番
2001年12月19日 心をこめて…25年 川中美幸 人・うた・心 DVD TEBE-48006
テイチクDVDカラオケ スターカラオケ(6) 川中美幸 TEBK-6006
2002年4月24日 川中美幸ヒットコレクション(1) TEBE-29009
川中美幸ヒットコレクション(2) TEBE-29010
2002年9月26日 川中美幸コンサート「人・うた・心」 TEBE-48013
2006年5月10日 川中美幸30周年記念コンサート 歌ひとすじ TEBE-48037
2008年1月23日 テイチクDVDカラオケ スターカラオケ(17) 川中美幸 TEBK-6017
2008年10月22日 テイチクDVDカラオケ スターカラオケ(19) 川中美幸 TEBK-6019
2010年5月26日 川中美幸コンサート 人・うた・心 2010 TEBE-38070
2011年1月1日 ベストシングル映像集 出逢いに感謝…35年〜人・うた・心〜 Vol.1 TEBE-30081
2011年3月2日 ベストシングル映像集 出逢いに感謝…35年〜人・うた・心〜 Vol.2 TEBE-30082
2013年1月23日 テイチクDVDカラオケ スターカラオケ(34) 川中美幸 TEBK-6034
2015年5月20日 テイチクDVDカラオケ スターカラオケW(41) 川中美幸 TEBO-6041
2015年9月16日 川中美幸コンサート 人・うた・心 2015 TEBE-39193
2017年9月20日 ベストシングル映像集 出逢いに感謝…35年〜人・うた・心〜 Vol.3 TEBE-30239
2018年7月4日 川中美幸 特別公演 七変化!美幸一座〜母娘愛情物語〜 TEBE-75255〜6
2022年8月17日 川中美幸 45周年記念公演〜花ある人生〜 TEBE-50322

タイアップ曲[編集]

楽曲 タイアップ
1982年 酔わせて 雲海酒造「そば焼酎・雲海」CMソング
1986年 愛は別離 テレビ朝日系ドラマ「必殺仕事人V・旋風編」主題歌
風花 テレビ朝日系ドラマ「必殺仕事人V・旋風編」挿入歌
1994年 いとしい人へ ハウス食品「うまいっしょ」CMソング

出演[編集]

NHK紅白歌合戦出場歴[編集]

1981年、「ふたり酒」が大ヒットを果たし、『第32回NHK紅白歌合戦』で念願の紅白初出場となった。その後、1988年・1989年と1993年から1997年は紅白落選となるも、「二輪草」がロングセラーを記録して1998年の第49回で9年振りに紅白復帰を果たし、2011年・第62回まで14年連続出場した。

川中美幸の紅白出場回数は通算24回で、紅組歌手の中では2011年当時で6位タイ(2020年・71回現在は松田聖子と並び8位タイ)の記録である。そのうち2006年・第57回は、「ふたり酒」で川中自身唯一の紅組トリを務めた。

1983年の第34回では、高熱で真っ赤な顔をしながら「遣らずの雨」を口パクした。

年度 放送回 回数曲目 出演順 対戦相手 備考
1981年 第32回 ふたり酒 07/22 西城秀樹 紅白初出場
1982年 第33回 2 あなたひとすじ 16/22 内山田洋とクール・ファイブ
1983年 第34回 3 遣らずの雨 04/21 大川栄策
1984年 第35回 4 ふたりの春 06/20 新沼謙治
1985年 第36回 5 男じゃないか 14/20 大川栄策(2)
1986年 第37回 6 ふたりの絆 11/20 大川栄策(3)
1987年 第38回 7 愛は別離(わかれ) 06/20 山本譲二
1990年 第41回 8 ぐい呑み酒 21/29 吉幾三 3年ぶり紅白復帰
1991年 第42回 9 炎情歌 24/28 細川たかし
1992年 第43回 10 遣らずの雨(2回目) 20/28 前川清
1998年 第49回 11 二輪草 15/25 堀内孝雄 6年ぶり紅白復帰
1999年 第50回 12 君影草〜すずらん〜 20/27 美川憲一
2000年 第51回 13 なにわの女 22/28 森進一
2001年 第52回 14 大河の流れ 25/27 さだまさし
2002年 第53回 15 貴船の宿 18/27 前川清(2)
2003年 第54回 16 おんなの一生 〜汗の花〜 29/30 氷川きよし トリ前
2004年 第55回 17 おもろい女 06/28 堀内孝雄(2)
2005年 第56回 18 二輪草(2回目) 01/29 細川たかし(2) トップバッター
2006年 第57回 19 ふたり酒(2回目) 27/27 北島三郎 紅組トリ
2007年 第58回 20 金沢の雨 02/27 鳥羽一郎
2008年 第59回 21 二輪草(3回目) 08/26 前川清(3)
2009年 第60回 22 ふたり酒(3回目) 11/25 森進一(2) 前半トリ
2010年 第61回 23 二輪草(4回目) 08/22 FUNKY MONKEY BABYS
2011年 第62回 24 二輪草(5回目) 05/25 平井堅 現時点で紅白最後の出場
  • 対戦相手の歌手名の()内の数字はその歌手との対戦回数、備考のトリ等の次にある()はトリ等を務めた回数を表す。
    • 前半トリとは1990年以降の紅白において、前半戦(ニュース直前まで)における両軍の最後。
  • 曲名の後の(○回目)は紅白で披露された回数を表す。
  • 出演順は「(出演順)/(出場者数)」で表す。

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

その他テレビ[編集]

CM[編集]

インターネット動画[編集]

ラジオ番組[編集]

舞台公演など[編集]

  • 浪花慕情・ねんねころいち(1983年7月、大阪梅田コマ劇場)
  • 浪花慕情・花いちもんめ(1984年5月、大阪梅田コマ劇場)
  • 江戸人情話・おさよ舞姿(1985年7月、梅田コマ劇場)
  • 花暦・雪之丞変化(1986年5月、梅田コマ劇場)
  • 初姿・雪之丞変化(1987年1月、名古屋中日劇場)
  • <公演タイトル不明>(1987年4月、アメリカ公演)
  • 天下の恋です!あたしの殿様(1987年11月、新宿コマ劇場)
  • 初春の蕾・雪姫人生双六(1988年1月、名古屋中日劇場)
  • 早春の蕾・姫様道中双六(1988年2月、梅田コマ劇場)
  • 生命賭けます。恋の花道(1988年6月、新宿コマ劇場)
  • 浪花かんざし(1989年2月、梅田コマ劇場)
  • 浪花かんざし(1989年6月、名古屋中日劇場)
  • 美幸七変化・恋の連舞(1989年9月、新宿コマ劇場)
  • 淀の淡雪(1990年3月、大阪梅田コマ劇場)
  • 中国公演「川中美幸中国友好公演」(1990年8月、上海・哈爾濱<ハルビン>・北京)
  • 滝の白糸(1990年10月、新宿コマ劇場)
  • 森繁久彌公演「赤ひげ診療譚」(1991年1月、帝国劇場)
  • お島千太郎(1991年2月、新宿コマ劇場)
  • お島千太郎(1991年7月、梅田コマ劇場)
  • 15周年記念リサイタル(1991年9月、大阪フェスティバルホール・東京NHKホール)
  • 淀の淡雪(1992年1月、名古屋中日劇場)
  • 人・うた・心…そして20年全国縦断コンサート(1996年4月~6月、全国22ケ所)
  • 20周年記念リサイタル(1996年8月~11月、新橋演舞場・名古屋御園座・大阪厚生年金会館)
  • 菊がさね(1997年10月、東京宝塚劇場)
  • おはん(1998年2月、芸術座)
  • わたくしです物語(2000年3月、新宿コマ劇場)
  • 博多人情あばれ芸者(2000年6月、大阪・新歌舞伎座)
  • 引越し繁盛記(2001年4月、大阪・新歌舞伎座)
  • 晴れ姿 花の女棟梁(2002年1月、大阪・新歌舞伎座)
  • 細うで繁盛記(2003年1月、大阪・新歌舞伎座)
  • 博多人情あばれ芸者(2003年7月、明治座)
  • 客席囃子 おもろい女(2004年9月、大阪・新歌舞伎座)
  • 大名お國替え 引越大名(2005年2月、東京・明治座)
  • 江戸版 滝の白糸(2005年7月、名古屋・御園座)
  • 浪花かんざし(2005年10月、大阪・新歌舞伎座)
  • 春や春、花吹雪 振袖小僧(2006年4月、大阪・新歌舞伎座)
  • お喜久恋歌 一番纏(2006年7月、東京・明治座)
  • 赤穂の寒桜(2007年1月、名古屋・御園座)
  • 出雲の阿国(2007年5月・大阪・新歌舞伎座)
  • 富貴桜 お倉(2008年1月、東京・明治座)
  • “四川大地震支援チャリティーコンサート” (2008年7月29日、中国上海市)
  • 緋牡丹 お竜(2008年9月、大阪・新歌舞伎座)
  • お登勢(2009年5月、名古屋・御園座)
  • 幸せの行方(2009年10月、東京・明治座)
  • たか女爛漫(2011年1月、名古屋・御園座)
  • 天空の夢~長崎お慶物語~(2011年3月、東京・明治座)
  • 天空の夢~長崎お慶物語~(2011年11月、東京・明治座)
  • 天空の夢~長崎お慶物語~(2012年7月、大阪・新歌舞伎座)
  • 松平健・川中美幸 特別記念公演「暴れん坊将軍」「赤穂の寒桜」(2013年1月~2月、名古屋・御園座さよなら公演)
  • 松平健・川中美幸 特別公演「暴れん坊将軍」「赤穂の寒桜」(2014年2月、東京・明治座)
  • 松平健・川中美幸 特別公演「暴れん坊将軍」「赤穂の寒桜」(2014年3月、大阪・新歌舞伎座)
  • 浪花でござる!(2016年1月、大阪・新歌舞伎座)
  • 七変化!美幸一座~母娘愛情物語~(2018年3月、大阪・新歌舞伎座)

書籍[編集]

  • 歌はこころのかけ橋―歌星(クウシイン)・川中美幸の中国友好公演うた便り(1991年、美幸ミュージックプロモーション)
  • 人・うた・心 心をこめて…二十五年(2001年、東京新聞出版局)
  • おおきにありがとう―「歌ひとすじ」母と歩んだ歌手生活30年(2006年、日本文芸社)
  • 川中美幸のときめき着物図鑑(2018年、徳間書店)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 一例としてステレオセット、8ミリビデオ、化粧品など。
  2. ^ デビュー前の本人の計算では、「デビューしたらすぐに成功し、次の年には両親のために家を建てられると思っていた」が、思惑がはずれてしまったという。また、上記の歌声を褒めてくれた人たちがアイドルを応援するようになったことで、周りの大人たちが信じられなくなり、歌手活動をする気持ちが折れてしまったとのこと[2]
  3. ^ 大阪に戻った時に、母から「歌だけが人生じゃない。あんたは何をやっても成功する人だから」と言って出迎えてくれたという。
  4. ^ 本人は、「それまでの私の歌は、“聴いて下さい!”と声を張り上げていたのです。でも力いっぱい歌うと聴く方もしんどいんですね。「ふたり酒」から歌い方を変えたことで周りの人たちから『何曲聴いても肩が凝らない』と言っていただけるようになりました」と回想している[2]
  5. ^ デュエット:弦哲也
  6. ^ デュエット:ニトリアキオ
  7. ^ デュエット:山田邦子
  8. ^ デュエット:藤坂勇

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u [1]「川中美幸オフィシャルサイトのプロフィールより。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab 貧しい少女時代、売れない日々… 大ヒット曲『ふたり酒』は両親の歌”. マンション生活情報サイト「Wendy-Net」より「Ms Wendy」 (2021年7月掲載). 2023年6月16日閲覧。
  3. ^ [2]「TOWER RECORDS」のウェブサイトより「阿久悠メモリアル・ソングス 私のいい人つれて来い」の商品説明。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]