産業技術短期大学

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産業技術短期大学
1号館(事務局・講堂) 地図
大学設置/創立 1962年
学校種別 私立
設置者 学校法人鉄鋼学園
本部所在地 兵庫県尼崎市西昆陽1丁目27-1
北緯34度46分13.4秒 東経135度22分54.4秒 / 北緯34.770389度 東経135.381778度 / 34.770389; 135.381778座標: 北緯34度46分13.4秒 東経135度22分54.4秒 / 北緯34.770389度 東経135.381778度 / 34.770389; 135.381778
キャンパス 本部キャンパス
学部 機械工学科
電気電子工学科
情報処理工学科
ものづくり創造工学科
ウェブサイト http://www.sangitan.ac.jp/
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産業技術短期大学(さんぎょうぎじゅつたんきだいがく、英語: College of Industrial Technology)は、兵庫県尼崎市西昆陽1丁目27-1に本部を置く私立短期大学。1962年大学設置。大学の略称は産技大、産技短、産短大、CIT(シー・アイ・ティー。英文名の略称)。また旧称の鉄鋼短期大学から鉄大、鉄短を用いる者もいる。卒業後の進路として国公立大学(富山大学京都工芸繊維大学神戸大学など)への3年次編入の実績が多くある。

概観[編集]

正門前

大学全体[編集]

  • 産業技術短期大学は、兵庫県尼崎市内にある日本の私立短期大学技術者育成をねらいに1962年昭和37年)一般社団法人日本鉄鋼連盟(鉄鋼業界[1])の発起により開学。
  • 産業界との熱い信頼関係により、新時代に対応した「量より質の教育を推し進める技術者育成」を重要視している[2]
  • 全国で唯一4つの工学科を備えた総合技術系短期大学であり、兵庫県で唯一の工科系短期大学である[3]
  • 4年制大学(専門分野の知識を学問的に習得)と専門学校(職業に必要な技術を習得)の両方の特徴をあわせ持ち、短期間で知識と技術をバランス良く身につけることを狙いとしている[4]
  • 大阪神戸間にある都市型学園として、広大で敷地全体が豊かな緑に包まれたゆとりのあるキャンパスを持ち、心も豊かで、広い視野を持ったエンジニアを育成している[5]
  • 2017年3月に一般財団法人短期大学基準協会における第三者評価の結果、「適格」認定を受けている[6]財務状況も良好である[7]

建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]

  • 建学の精神
産業技術短期大学における建学の精神は「鉄鋼業並びにその関連産業はもとより、広くその他の産業界等の将来を担いうる学力と識見を備えた技術者を育成する」となっている[2]
  • 設立の根本理念
「企業は人なり」といわれるように、企業経営にはヒューマンリレーション[8]が最も大切であり、従業員の資質を高めるには、企業内訓練(OJT)と共々高度な学校教育が必要である。そこで、産業界(鉄鋼業)自らが大学を設置して、業界の中堅技術者を育成すると共に、一般社会の優秀な青年の教育にも貢献していくことが、産業界(鉄鋼業)の繁栄にも繋がるものと確信した。この信念が設立の根本理念である[9]
  • 大学名称の由来(使命)
産業技術短期大学という名称は、「産業」を支える根幹となる「技術」を身につけた人材を短期間で育成し、広く社会に供給する使命を担っている、という観点からつけられた[5]
  • 大学名称に込められた理念
大学名称の「産業」部分には「産業社会のなかの豊富な経験と深い英知を教授」するという理念が、「技術」部分には「心豊かな人間形成と新時代の技術者の育成」を行うという理念が込められている[10]
  • 教育のねらい(教育理念)[2]
建学の精神から導き出された教育姿勢として、次の3つの教育理念を定めている。
ものづくりを中心として、科学技術立国をめざす我が国産業界の要望に対応した技術者教育」
「基礎学力の充実と実学重視の工学教育」
教養豊かで、視野の広い社会人としての人間形成教育」

学風および特色[編集]

社会人学生との共学[編集]

  • 産業界(鉄鋼業界)が設立
産業技術短期大学は、1962年(昭和37年)に産業界(鉄鋼業界)が創った、企業派遣の社会人学生と共に学ぶ大学である[2]
鉄鋼業界(一般社団法人日本鉄鋼連盟)により設立されたため、主に日本製鉄JFEスチール神戸製鋼所等の鉄鋼会社をはじめとする産業界から派遣された若手・中堅層[11]社会人(企業派遣)学生が全学生の約2割の規模で在学している[12][13]
社会人学生は、キャリア形成のために、充実したOFF-JTを受けることを目的として派遣されている[14]
  • 人間性豊かな人材を育成
「社会人学生の人生経験や企業経験と、高校卒業後すぐに入学した新卒学生の柔軟な発想の相乗効果により、お互いが人間性豊かな技術者に成長すること」を教育目標の一つとしている[15][16][17]。一度社会を経験した者は、学ぶことがいかに大切であるかということを身にしみて感じており、知識を得ることに対して意欲的である。また、勉学だけでなく、学生の自主活動である「体育祭」「飛翔祭(大学祭)」「クラブ活動」なども、企業派遣の社会人学生が在学することで一層充実したものとなり、学生生活を豊かに彩っている。
社会人学生との共学により、「授業中はクラスメイト、授業が終われば人生の先輩後輩」となり、語らいを通じてお互いに、知識、協調性、責任感、人格を育み、学びあえる環境である[2]
このような全国各地から多数集結する企業派遣の社会人学生と、高校から進学した学生とが同じ机で学ぶ姿は、全国でも本学だけといえる[2]ほど珍しい、産業技術短期大学ならではの特色である。
  • 産業技術短期大学への社会人学生派遣企業(建学の精神・設立の根本理念への賛同企業)
日本製鉄JFEスチール神戸製鋼所日鉄日新製鋼日立金属大同特殊鋼日本製鋼所愛知製鋼東洋鋼鈑中山製鋼所山陽特殊製鋼トピー工業日本冶金工業淀川製鋼所三菱製鋼クボタ不二越大平洋金属中央電気工業日本高周波鋼業新日本電工住友電気工業住友精密工業大阪製鐵川崎重工業共英製鋼合同製鐵新関西製鐵神鋼電機JFEプラントエンジコベルコ建機ダイキン工業中部鋼鈑日鐵鉱業日鉄建材日立造船大阪チタニウムテクノロジーズ東洋製罐ポスコ中国鋼鉄 他多数。

沿革[編集]

略歴[編集]

  • 開学までの経緯
日本の鉄鋼業は、1939年1945年(昭和14年~昭和20年)の第二次世界大戦によって、壊滅的な打撃を受けた。しかし、終戦後、設備の近代化とともに鉄鋼業は急速に発展し、技術者不足の問題が生じてきた。そこで一般社団法人日本鉄鋼連盟は、鉄鋼業が必要とする技術者の質と量を確保するため、鉄鋼業界自らの手で2年制の私立大学を設立し、鉄鋼各社の従業員を教育することとなった(=教育訓練・OFF-JT)[18]
  • 特色ある大学の開設
こうして1962年(昭和37年)、関西鉄鋼短期大学が開学した。鉄鋼業が一丸となって開設した「世界でも類例を見ない特色ある大学」として、2年間で4年制大学レベルの技術者教育を行うことを目標に、4年制大学水準のカリキュラムが設定された。また、そのモデルとなるような施設設備と人材(教職員)が用意された[19][20]
  • 人材開発センターの設立
1974年(昭和49年)には、鉄鋼業各社の従業員の「短期間」の教育のため、学園の付属機関として、人材開発センターを設立した。
  • 国際社会との交流
1980年(昭和55年)には、中国の製鉄会社からの留学生の受け入れが始まり、その後台湾韓国の製鉄会社の留学生も続き、国際社会との交流が進んだ。
  • 幅広い産業界の要請に応える
1988年(昭和63年)、鉄鋼業にとどまらず、より幅広く産業界の要請に応えること、また、社会人(企業派遣)学生だけでなく、広く一般の高等学校にも門を拡げて学生を受け入れることを目的として、現在の産業技術短期大学に大学名が変更された。
  • 社会の高度化に対応
1993年(平成5年)度から、高度情報化社会の到来に応じて情報処理工学科を設置した。
2004年(平成16年)度から、産業社会ニーズに対応するため、システムデザイン工学科を設置した(2012年度から、ものづくり創造工学科に名称変更)。
  • 創立50周年から現在
2012年(平成24年)には、産業技術短期大学創立50周年記念事業を実施[19][21]
産業界が設立した大学である特徴を活かした諸活動を展開している。
2022年(令和4年)には、昨今の社会情勢を踏まえ、機械・電気電子・情報処理を「ものづくり教育」の根幹と捉え、3学科に集中して教育資源を投資することを5月18日に発表した[22]

年表[編集]

  • 1960年 日本鉄鋼連盟に大学教育委員会が発足する。
  • 1961年 日本鉄鋼連盟総会で2年制短期大学の設置を決定する。
  • 1962年4月1日 学校法人鉄鋼短期大学により関西鉄鋼短期大学(かんさいてっこうたんきだいがく)として開学する。以下の3学科を置く。
    • 鉄鋼科:在学者数は男子45人。[23][24]
    • 機械科:在学者数は男子125人。[23][24]
    • 電気科:在学者数は男子68人。[23][24]
  • 1964年7月1日 鉄鋼短期大学(てっこうたんきだいがく)と改名する。
  • 1969年 学科名の変更が行われる。
    • 鉄鋼科→鉄鋼工学科
    • 機械科→機械工学科
    • 電気科→電気工学科
  • 1971年 溶接構造工学科を増設する:在学者数は男子30人。[25]
  • 1974年 人材開発センターを設立する。
  • 1980年 初めての外国人留学生・聴講生を受け入れる。
  • 1984年 高等学校卒業後すぐに入学する学生が増加する。
  • 1985年 初めての女子学生が入学する(電子工学科に7人在籍)。[23][26]
  • 1987年 機械工学科および溶接構造工学科にそれぞれ初めての女子学生が入学する(機械工学科で2人、溶接構造工学科に1人)。[23][27]
  • 1988年4月1日 学校法人鉄鋼短期大学を学校法人鉄鋼学園(がっこうほうじんてっこうがくえん)に、鉄鋼短期大学を産業技術短期大学(さんぎょうぎじゅつたんきだいがく)に、それぞれ改名する。鉄鋼工学科を材料工学科に改組する。
  • 1990年 溶接構造工学科を構造工学科に名称変更する。
  • 1993年 情報処理工学科を増設する(在学者数は129人。うち女子55人)。[23][28]。電気工学科を電気電子工学科に改組する。
  • 2000年 学位授与機構から認定された専攻科(生産工学専攻、電気・情報工学専攻)を開設
  • 2004年 材料工学科と構造工学科を改組してシステムデザイン工学科とする。
  • 2011年 ものづくり工作センター、基礎教育センターを開設する。
  • 2012年 システムデザイン工学科をものづくり創造工学科に名称変更する。創立50周年記念事業を実施する。
  • 2015年 科目等履修生制度による社会人1年課程を設置(機械系、電気電子系、情報系)。
  • 2018年 専攻科(生産工学専攻、電気・情報工学専攻)を廃止。
  • 2023年 本年度以降のものづくり創造工学科の学生募集を停止[22]


基礎データ[編集]

シンボルタワー「白塔」

所在地[編集]

  • 〒661-0047 兵庫県尼崎市西昆陽1丁目27-1

交通アクセス[編集]

象徴[編集]

  • 校章
産業技術短期大学の校章(カレッジマーク)は三角形。右に伸び上がる線は、「飛翔(ひしょう)」「発展」を表す。中央の「CIT」は、本学の英文名「College of Industrial Technology」の略称を表す。
  • 学歌
学歌は竹中郁作詞・高橋半作曲。
→校章のマーク・学歌の歌詞は建学の精神/校章・学歌|産業技術短期大学を参照されたい。
  • シンボルタワー
シンボルタワーは「白塔」。高さは30m。キャンパスのほぼ中央に位置する。
  • モニュメント
モニュメント(象徴性を示す記念碑)として「風車モニュメント」がある。産業技術短期大学の、環境にやさしい風力発電研究の成果を、クローバー型風車・低風速都市型風力発電用風車として設置。風車の発電電力を夜間照明用の一部として利用している。高さは6m。キャンパスの正門付近に位置する。
  • タペストリー「鉄の詩」
2012年、鉄鋼会館から寄贈された巨大な タペストリー。長さ約7m。大学講堂内に掲げられている。

教育および研究[編集]

8号館(情報処理工学科・図書館)
3号館(機械工学科)

組織[編集]

学科[編集]

  • 産業界が設立した全国屈指の総合技術系短期大学として、産業界や企業のニーズに応えるため、幅広いカリキュラムを備え、4つの工学科を設置している[2]
  • 機械工学科
「新たな時代を切り拓く機械エンジニアに」
ロボットやIoTなど産業界は新たな時代を迎えている。時代の変化に対応するため、機械工学の基礎を身につけ、新たな価値を生み出す力を養う[2]
  • 電気電子工学科
「実社会で活躍できる電気・電子技術者に」
電気エネルギーに関する技術と情報社会を支えるディジタル技術。これら2本柱のカリキュラムで、ハイレベルな電気エネルギー技術者およびディジタル技術者や4年制大学への編入学を目指す[2]
  • 情報処理工学科
「時代に求められる情報処理技術を学ぶ」
ICT(情報通信技術)の基礎を学び、自ら考え問題を解決する力をつけることで、ICT業界で活躍できるソフトウェアエンジニアになるための力を育む[2]
  • ものづくり創造工学科
「設計・デザインを学び自らの手で未来を創る」
機械工学の科目を基礎に実学重視の教育を実施。理論的な学修だけでなく、加工・組立などの実習も豊富。設計・デザインに関する科目も用意。ものづくりに関わる技術者を目指す[2]
学科の変遷[編集]
  • 鉄鋼科→鉄鋼工学科→材料工学科→システムデザイン工学科→ものづくり創造工学科
  • 機械科→機械工学科
  • 電気科→電気工学科→電気電子工学科
  • 溶接構造工学科→構造工学科→システムデザイン工学科→ものづくり創造工学科
  • 情報処理工学科

附属機関[編集]

人材開発センター
  • 人材開発センター(英語:Center of Development & Enlargement of Abilities)
1974年(昭和49年)に産業技術短期大学内に設立。
企業などで働く人の 研修(技術講習含)・ 通信教育事業(69科目)を行うほか、産業技術短期大学学生を対象に数学演習、TOEICなども開講している[5]
  • 基礎教育センター
2011年(平成23年)に開設。
学生生活をより充実したものにするために、学習面・学生生活面等あらゆる面で相談を受け付け、サポートする「学習支援室」や「なんでも相談室」を設置し、学生支援を行っている[2]
2011年(平成23年)に開設。
学生の「やってみたい」を実現するものづくり支援の工房。ものづくりの楽しさを体験できる活発な活動を展開している[9]
ここでは、学生のアイデアによるものづくりのプロジェクトを自由に立ち上げることができる。「新幹線N700A制作」「ベンツ1号車」「レスキュー ロボット」「3D モデリング」等のプロジェクト活動を行っている。工作機械などの実習を行う拠点でもある[2]

教育[編集]

少人数教育に力を入れており、短期間で基礎を固めて技術力を身につけることをねらいとしている。「物事を深く考えることができる能力」を身につけ、「広い視野を身につけた創造力豊かな技術者」になれるようカリキュラムを工夫している。基礎学力を重視しながら、一人ひとりの顔が見える少人数教育の展開により、学生の可能性を大きく伸ばし、満足度を高めている。また、教職員一丸となって、学生生活上の問題についても相談にのり、きめこまかいサポートを行っている[12]
  • カリキュラム
担任ごとのグループ単位で行われる「工学基礎演習(大学での学び方などを含む)」・目標別(到達度別)カリキュラム・キャリア教育科目を実施するなど、「基礎学力の充実」と「専門領域の深い学び」を両立させるカリキュラムである。
  • 実学教育・視野を拡げる教育
学科の特性に応じて豊富な体験実習教育を行い、理論と実際の結びつきの理解、高度な専門知識と総合的な判断力の養成に努めている。
実学教育を重視している。在学中に、技術者としての見聞を広めるため、日本製鉄JFEスチール神戸製鋼所などで工場などの施設見学を行い、また、地元の各企業で社会体験ができる企業研修(インターンシップ)」を実施している。学科の特性に応じた「演習・実験・実習科目」や「卒業研修(卒業研究)」も充実している[5]
  • 地域産業学
学長自らがリーダーシップを発揮し、オリジナルの科目として「地域産業学」を開講している。
具体的には、日本製鉄JFEスチール神戸製鋼所 などの企業への訪問(工場見学等)をとおして企業を自らの目で確認し、また、経営者や関係行政機関の方々から地域社会や産業が抱える課題などについての講義を受け、それらの解決に向けて学生が自主的に取り組む[29][30][9]
学科ごとに将来就きたい職業に直結する特色あるカリキュラムを導入している[12]
  • 資格取得
資格取得については、学科ごとに目標を定め、夏休みや春休み期間に対策講座・技能練習会・講習会等の受験指導を行っている。また、在学中に一定基準以上の資格を取得(工学・技術系の競技大会で優勝または準優勝した場合も含む)した学生を対象として、「資格取得奨励賞」制度も設けている[31]

研究[編集]

  • 研究(教員組織)
短期大学ではあるが、70%の専任教員が博士号を取得し(全国の短大における平均は30%以下)、修士号以上の学位取得者が90%にのぼる。
産業界が設立した全国唯一の総合技術系短大として研究分野も多方面にわたり、鉄鋼技術はもちろん[32]、広範な技術の分野、産業社会のニーズ、地域・環境を主題とした研究を推進している。
  • ものづくりの研究
ものづくりの研究に注力しており、ものづくり工作センターで学生自身による「ものづくりプロジェクトチーム」が全国区で活躍している[33][34][35][36][37][38][39][40]垂直離着陸機の項も参照。
  • ロボットの研究
ロボットの研究に注力しており、「国際次世代ロボットフェア」に出展している。学生自身も「レスキューロボットコンテスト」に出場している[41]
  • 産官学連携
産業界(鉄鋼業界)が設立した大学であるため、研究成果を産業社会に提供することに注力している。また、「社会への貢献が学生の未来を豊かにするという理念」[4]のもとで「産官学連携」を推進している。
尼崎市を始めとする地域社会ネットワークや、大阪大学神戸大学兵庫県立大学等の大学等と広域ネットワークを形成し、教職員一体となって研究・交流を深めている[42]
企業向け「ものづくりシンポジウム」を開催し、最新の技術動向について学生の理解を深めるとともに、企業の参画により産官学連携を推進している[43]
  • 大阪大学との連携
産業技術短期大学の学生(希望者)が、夏季に大阪大学大学院の研究室に出向き、大阪大学工学部教授の指導のもと大学院生と協同して研究を行い、実験から考察、さらに研究報告のレポート作成まで経験する「大阪大学大学院研究インターンシップ」を開催している[44]
参加者全員が大阪大学での研究成果を本学にて発表している。研究成果の発表に対して、選考のうえ、大阪大学から最優秀賞・優秀賞が授与される[9]
  • 地元との関係(地域連携)
尼崎市には「ものづくり企業」が多数集積しており、産業技術短期大学は尼崎市や尼崎経営者協会などと連携し、産官学連携・研究を推進するとともに、地域社会とのつながりを深めている[4]

教育研究設備[編集]

  • 光造形装置、三次元モデリング装置、透過型電子顕微鏡、高周波誘導加熱溶解装置、切削式RP装置、EPMA(電子線プロープマイクロアナライザ)、高電圧発生装置、3D積層造形装置、工作機械(ものづくり工作センター)、実験・分析用大型機器(実験実習棟)など多数ある。情報処理教育システムが充実しているという評価がある[15]

選定事業[編集]

  • 私立大学等教育研究活性化設備整備事業に選定(平成27年度)(文部科学省
  • 私立大学等改革総合支援事業に選定(平成27年度)(文部科学省
  • 私立大学等改革総合支援事業に選定(平成28年度)(文部科学省
  • 私立大学等改革総合支援事業に選定(平成29年度)(文部科学省
  • 私立大学等改革総合支援事業に選定(平成30年度)(文部科学省
  • 私立大学等改革総合支援事業に選定(令和元年度)(文部科学省
令和元年度は「特色ある教育の展開」に選定されている。

学生生活[編集]

グラウンド(運動場)
体育館

部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]

  • 産業技術短期大学では体育系14・文化系3のクラブ・同好会が活発に活動している[2]。クラブ活動では、その活動に関する技術の習得はもちろんのこと、先輩・後輩・他学科学生・他大学の学生との幅広い人間関係を通じて、自主性・協調性・責任感等の人格形成がなされている。
  • 全学生の約20%を占める社会人学生(企業からの派遣学生)が特にクラブ活動に積極的である。
  • 体育系クラブ(2020年現在)
野球部・バレーボール部・卓球部・バドミントン部・バスケットボール部・硬式テニス部・剣道部・弓道部・フットサル部・ワンダーフォーゲル部・サバイバルゲーム同好会・ウェイトリフティング同好会・陸上競技同好会・自転車同好会
  • 体育系クラブは、2018年全国私立短期大学体育大会(第53回大会)で卓球部が優勝した(産業技術短期大学は第1回から53年連続して出場し、毎年好成績を挙げている。50回連続出場校は全国で3短大のみ[5]。)。
  • 文化系クラブ(2020年現在)
軽音楽部・茶道部・工学研究会(同好会)
  • 文科系クラブは例年大学祭時に軽音楽部がコンサートを行ったり、学生会館で茶道部が茶席を設けるなど、活躍している。

主たるイベント[編集]

  • 新入生歓迎会
4月頃実施。学生により主催され、立食パーティが催されている。
  • 体育祭
5月頃実施。創意工夫を凝らしたクラス対抗応援合戦が毎年みどころとなっている。例年大縄跳びリレー綱引き玉入れ競争、騎馬戦、1年生へのエールなど多彩なプログラムがある。全学生・教職員が参加する体育祭は大学のイベントとしては珍しいものとなっている。
  • 卒業研修発表会
3月頃実施。4年制大学の「卒業研究」に相当する。学生は、研究テーマごとにグループに分かれ、1年間にわたって研究活動を行い、研究成果を発表する。また、日本製鉄JFEスチール神戸製鋼所をはじめとする鉄鋼会社や地元企業の方々も見学に訪れる。

学園祭[編集]

地域貢献活動[編集]

  • 学生たちが主体的に地元・尼崎市内などで開催される祭りやイベントに参加して、地域社会の活性化に貢献している。そのような地域住民とのふれあいの場は、学生たちが心豊かな社会人として成長しうる機会となっている[2]


大学関係者と組織[編集]

大学関係者組織[編集]

大学関係者一覧[編集]

大学関係者[編集]

施設[編集]

キャンパス(ベンチ)

キャンパス[編集]

  • 敷地
大阪神戸の中間に位置する大学で、敷地は7.2万平方メートル(甲子園球場約2個分の広さ)である。文部科学省が定める基準の8.5倍の敷地面積の広さをもつ広大で緑豊かなキャンパスである[9]
  • グリーンキャンパス(Green Campus)
産業技術短期大学は、自らのキャンパスを、「四季折々の変化を感じながら心豊かに学べる環境」であるとして「グリーンキャンパス(Green Campus)」と呼んでいる[9]
都市型キャンパスでありながら、広い敷地をベースにゆったりとした建物配置により、敷地全体が豊かな緑に包まれた、明るく開放的なキャンパスを実現している[2]
正門両脇には、兵庫県の県木「楠木(クスノキ)」がそびえ、正門を入ると、西側には黒松・アメリカのアリゾナ州生まれのワシントンヤシなどがある。学舎をつなぐ高架通路の周りは、赤松・黒松・ヒマラヤスギ・桜並木(ソメイヨシノ・八重桜)などが取り巻いている。2号館前のイロハモミジトウカエデ、3号館前のオオムラサキツツジ、4号館前の銀杏(ギンナン)、6号館前のクヌギ、8号館前のハナミズキ(尼崎市の市木)なども目立つ。
  • 四季の草花
産業技術短期大学で見られる草花としては、春はソメイヨシノ(桜)・オオムラサキツツジ、夏はカンナモントブレチアヤブランムクゲフヨウサンゴジュ、秋はサルスベリイヌマキヒガンバナパンパスグラスイチョウ、冬はスイセンなどがある。
  • 建物
2.8万平方メートル(文部科学省が定める基準の3倍の校舎面積)。「白塔」を中心に、1~8号館、実験実習棟]、体育館、飛翔会館(学生会館)、白塔会館、クラブハウスなど。その他テニスコート4面など。グラウンド(運動場)は1.6万平方メートル。ゆったりとした建物の配置である(建物は最高4階建までの高さ)。図書館の蔵書は約61,000冊[2]
  • 学生食堂
7号館(キャンパス内南側)1階にあり、ランチタイムはもちろん、学生間のパーティーなど、幅広く利用されている[2]
  • 講堂
1号館にあり、1962年昭和37年)の大学設立以来、入学式卒業式などの公式行事等に幅広く利用されている。

キャンパス周辺[編集]

  • 産業技術短期大学がある尼崎市は、昭和初期頃から南部(臨海部)を中心に鉄鋼産業を中心として工業地帯が形成され、第二次世界大戦高度経済成長期に阪神工業地帯の中核都市として著しい発展を遂げ、現在では日本を代表する高付加価値型の工業都市となっている。
  • 一方、産業技術短期大学自体は尼崎市の北部に位置し、南部とは一転して緑豊かで静かな環境である。大学周辺には次のような自然に恵まれたスポットがある。
    • 昆陽池公園(こやいけこうえん):産業技術短期大学の北東に位置。全国屈指の渡り鳥の越冬池。公園面積は28.5ヘクタール。
    • 武庫川(むこがわ):産業技術短期大学の西を流れる。大学付近から河口までは公園として整備され、サイクリングロードなどもある。また、大学周辺(髭茶屋)には広大なコスモス園があり、毎年10月下旬~11月下旬が見ごろとなっている[46]
    • 兵庫県立甲山森林公園(かぶとやましんりんこうえん):産業技術短期大学の西(武庫川のさらに西)に位置。全体の90%が樹林の緑豊かな公園。公園面積は83ヘクタール。

対外関係[編集]

地方自治体等との協定[編集]

地元の尼崎市とは、「尼崎市産業人材育成支援事業連携協定」を結び(2009.3.25)、産業人材育成を推進している[47]。一例としては、尼崎市内企業に就職した卒業生のアフターケア制度を実施している[48][49]。また、尼崎市役所に産業技術短期大学が産学連携事業で開発した都市型風車[50][51]を設置して、市民に公開している[52]
さらに、尼崎市とは、「包括連携協定」を結び(2016.8.1)、産業技術短期大学と尼崎市が相互の資源を持ち寄り、長期的な工業・技術面からのアプローチにより地域社会を発展させることを目指している[29]
  • 尼崎経営者協会との協定
尼崎経営者協会とは、「相互連携に関する包括協定」を結び(2017.3.28)、連携企画を実施し、技術者教育の推進や地元企業を発展させることを目指している[53]

他大学との協定[編集]

  • 大阪大学との協定
大阪大学工学部とは、「教育交流に関する協定」を結び(2015.10.16)、産業技術短期大学の学生が大阪大学大学院工学研究科で研究インターンシップを行っている[9]
  • 東洋食品工業短期大学との協定
東洋食品工業短期大学とは、「大学間連携協定」を結び(2016.4.1)、相互の教育研究及び社会活動の大学間交流を推進している[9]


社会との関わり[編集]

  • 公開講座(公開セミナー・公開授業)
「21世紀を迎えた今、科学技術の未来に夢と希望を持ち、創造力を発揮できる技術者が必要」との理念のもとで、産業や社会を飛躍的に発展させてきた「工学」について入門的なテーマ(「電気とはどんなもの?」「ものづくり体験」「パソコン講座」等)を設定した公開講座(公開セミナー・公開授業)を地域社会に対して毎年開催している。
  • 地域社会(行政等)との関わり
地元の尼崎市および尼崎市教育委員会、尼崎経営者協会、尼崎工業会等と連携している。
地元の小学生を対象に「風車のお話」「わくわく!ものづくり体験」「なるほど!施設見学」など小学生向けのテーマを設定し、夏休み工作教室を開催したり、地元の商店街で風車の工作教室を開催している[54][55]
学生が中心となって、地元尼崎市の「尼崎市民祭り」「ふれあい広場武庫21」に出展している(例年10月頃開催)[56]
尼崎市の小中学校等の教員を対象に「ものづくり体験」を行っている(例年8月頃開催)。
  • 地域企業等との関わり
尼崎市産学公ネットワーク協議会に参画し、地域企業の技術研究・開発を促進[57]するとともに、「尼崎産業フェア」に出展している。
(財)近畿高エネルギー加工技術研究所・(社)兵庫工業会・尼崎商工会議所・伊丹商工会議所等への支援に注力している。
「和歌山製鉄所開所70周年祭」(日本製鉄)・「JFE西日本フェスタ」(JFEスチール)・「神鋼かこがわフェスティバル」(神戸製鋼所)など、鉄鋼業界のイベントに大学として参加している。展示ブースでは、各学科の最新の研究成果やものづくりプロジェクト等を紹介している[56]
  • 企業向けシンポジウムの開催
建学の経緯から、産業界(鉄鋼業界)と深い信頼関係を構築し、「産官学連携ポリシー」「地域連携ポリシー」を定め、産官学連携・地域連携を推進している。その一環として、秋季に関連企業向けのシンポジウムを開催し、企業に対して新製品の設計・開発に役立つ技術を広く紹介している。
  • 高校生のための情報系分野説明会・高校生と保護者のための工学系分野説明会
情報系及び工学系分野を広く高校生および保護者に紹介し、その後学内施設見学等を実施する分野説明会を開催している。
  • 高大連携授業(高大連携プログラム)
高校から大学への教育のつながりを大事にしたい」という願いのもと、多数の地元高等学校と連携して「高大連携授業」等を行っている[58][59]
「グリーンキャンパス(Green Campus)」を活用し、地域の小学校中学校高等学校等から生徒を受け入れ、秋に「きのこウォッチング」を開催している[9]
  • 近隣幼稚園等との交流
「グリーンキャンパス(Green Campus)」を活用し、地域の幼稚園等から園児を受け入れ(幼稚園園外保育)、春は「自然とのふれあい」をテーマに「芝生遊び」等を、秋は「木々とのふれあい」をテーマに「どんぐりひろい」等を実施している[9]

卒業後の進路について[編集]

  • 設置学科と進路
一般社団法人日本鉄鋼連盟が設立した大学であるため、鉄鋼業界や関連の素材産業、機械産業をはじめ、産業界、とりわけ製造業との関係が深い。そのため鉄鋼業に限らず、機械・ものづくり・電気電子・情報関連など、幅広い産業分野に対応した学科を設置している。進路としては、鉄・金属・電気・機械製造・自動車・設計・開発・技術サービス・情報関連の業種に就職する卒業生が多い[15]
就職先(人数)のトップ3は、日本製鉄JFEスチール神戸製鋼所であり、産業界(鉄鋼業界)が設立した大学として、大手鉄鋼メーカーへ就職する者が最多となっている[60]
4年制大学に編入する卒業生も多い(例年35~50名程度が編入)。特に国公立大学へは全国トップクラスの編入実績を持つという定評がある(編入学部としては工学部理工学部情報学部系統が多い)[15]

就職について[編集]

編入学・進学実績[編集]


出典[編集]

  1. ^ 従業員数約19万6千人・粗鋼生産量1.04憶トン。『日本の鉄鋼業』(日本鉄鋼連盟、2019年)による。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 『産業技術短期大学大学案内2021』(産業技術短期大学、2020年)
  3. ^ 『兵庫県唯一の工科系短期大学』兵庫県教育新聞記事(2007.6.11)
  4. ^ a b c 『産業技術短期大学大学案内2018』(産業技術短期大学、2017年)
  5. ^ a b c d e 『産業技術短期大学大学案内2020』(産業技術短期大学、2019年)
  6. ^ 『平成28年度第三者評価』財団法人短期大学基準協会(2017.3)
  7. ^ 『私立大財務ランキング』週刊東洋経済記事、東洋経済新報社(2012.10.27) 全国597の私立大学法人財務力ランキングによると、産業技術短期大学は総合11位。
  8. ^ =human relations・企業組織において人と人との間に働く関係。
  9. ^ a b c d e f g h i j 『令和元年度産業技術短期大学自己点検・評価報告書』(産業技術短期大学、2019年)
  10. ^ 『産業技術短期大学大学案内2010』(産業技術短期大学、2009年)
  11. ^ 『日本の鉄鋼業』(日本鉄鋼連盟、2016年)
  12. ^ a b c 『産業技術短期大学大学案内2019』(産業技術短期大学、2018年)
  13. ^ 『実践経営哲学』(PHP研究所、1978年) 業界挙げての人材育成の必要性について、本著では、「事業は人なり」、「経営においては、まず何よりも人を育てていかなければならない。単に仕事ができ、技術が優れている人ではだめで、『人間として社会人として立派な人』を育てなければ企業として発展しない」という考え方が述べられている。
  14. ^ 『経営労働政策特別委員会報告』(日本経済団体連合会、2020年) 本報告では、日本における社員のキャリア形成のためのOFF-JTについて、(鉄鋼業界と産業技術短期大学の取り組みのように)産学が連携し、「OJTとの連動性を重視した多様なプログラムを用意し、自己に最も適したメニューを社員自らが選択できるようにする必要がある」また、「学び直すことで新たな知識やスキルを身につけるリカレント教育が重要となる。」と指摘している。
  15. ^ a b c d 『進学辞典2010』(リクルート、2010年)
  16. ^ 『産業技術短期大学年次報告書』(産業技術短期大学、2009年)
  17. ^ 『産業技術短期大学大学案内2017』(産業技術短期大学、2016年)
  18. ^ 『メイド・イン・ジャパン-日本製造業変革への指針-』ダイヤモンド社(日本インダストリアルパフォーマンス委員会編、1994) 本著では、製造現場における知識創造と人材の多機能育成政策・綿密な能力開発策のひとつとして、「企業内選抜を経て中堅技術者への昇進に結びつく産業技術短大への派遣」が採りあげられている(=オフ・ザ・ジョブ・トレーニング・OFF-JT)。
  19. ^ a b 『産業技術短期大学五十年のあゆみ』(学校法人鉄鋼学園産業技術短期大学、2012.4.25)
  20. ^ 同著では、「鉄鋼業自らが大学を設立して業界の技術者を養成するとともに、一般社会の優秀な青年の教育にも貢献していくことで、社会とともに鉄鋼業の繁栄を目指す」という高い志と壮大な根本理念が明らかにされている。
  21. ^ 50周年記念式典は、2012年10月27日に尼崎市総合文化センター(アルカイックホールオクト)及び都ホテルニューアルカイックにおいて、約400名の関係者を招いて行われた。
  22. ^ a b 「ものづくり創造工学科」の学生募集停止について | お知らせ | 産業技術短期大学”. www.sangitan.ac.jp. 2022年8月4日閲覧。
  23. ^ a b c d e f 出典:『全国学校総覧
  24. ^ a b c 昭和38年度版p30
  25. ^ 昭和47年度版p43
  26. ^ 昭和61年度版p65
  27. ^ 昭和63年度版p67
  28. ^ 1994年度版p79
  29. ^ a b 『尼崎経済白書(平成28年度版)』尼崎市(2017.3)
  30. ^ 『蚕業技術短期大学 新日鐵住金・和歌山で製鉄所見学を実施』産業新聞記事(2017.6.16)
  31. ^ 電気電子工学科では、卒業後に実務経験をつめば第二種および第三種電気主任技術者が取得できる。第二種電気工事士の筆記試験および各種工事担任者の一部筆記試験が免除される。第二級陸上特殊無線技士および第三級海上特殊無線技士が卒業後に申請のみで免許される。
  32. ^ 一例として、『JFE21世紀財団 大学助成の贈呈式開催』鉄鋼新聞記事(2018.12.6)
  33. ^ 『空飛ぶ円盤 人命救え』神戸新聞記事(2013.1.12)
  34. ^ 『名車ロータス EVに変身 産業技術短大生ら』産経新聞記事(2013.12.11)
  35. ^ 『米軍断念 飛んでみせます』読売新聞記事(2013.12.11)
  36. ^ 『空飛べ 命の円盤 災害時 フワリ救援 産業技術短大』毎日新聞記事(2013.12.13)
  37. ^ 『英国の名車 EVに改造 産業技術短大生ら』読売新聞記事(2013.12.18)
  38. ^ 『災害救助舞い上がれ 産業技術短期大学 垂直離着陸機 進む開発』産経新聞記事(2014.3.9)
  39. ^ 一例としては、「Ene-1 GP SUZUKA」(鈴鹿サーキット)に参加し、大学・高専・専門学校部門で優勝している(2011.8.7)。ソーラーラジコンカー耐久レース(サンシャイン松山)に参加し、一般部門で優勝している(2011.8.20)。サイエンス・インカレ(千葉)に参加し、空飛ぶ絨毯(じゅうたん)プロジェクトが特別賞を受賞している(2013.3.2)
  40. ^ 『尼崎・産業技術短大生 世界初ガソリン車再現』読売新聞記事(2015.12.4)
  41. ^ 「ヒト型ロボットコンテスト」では、学生が奨励賞を受賞している(2011.11.6)。
  42. ^ 一例として、『阪大研究インターンシップ発表会開催 産業技術短大』産業新聞記事(2017.9.19)
  43. ^ 一例として、『産業技術短期大学 ものづくりシンポ開催』産業新聞記事(2018.10.23)・『3Dプリンター活用シンポ開く 産業技術短期大学』日刊工業新聞記事(2019.11.8)
  44. ^ 『大阪大学大学院研究インターンシップ 産業技術短大発表会を開催』産業新聞記事(2018.10.3)
  45. ^ 2009年9月13日には、同窓会45周年記念祝賀会が、大学講堂において開催された。
  46. ^ 『尼崎観光ガイド』尼崎市(2012)
  47. ^ 『尼崎担う人材を 産業技術短期大学』毎日新聞記事(2009.3.29)
  48. ^ 『産業技術短大 卒業生に無償授業』毎日新聞記事(2010.5.7)
  49. ^ 『産業技術短大 地元OB無償再教育』日刊工業新聞記事(2010.5.11)
  50. ^ 『新型風車を開発-産業技術短期大学 新型風車の試作機を公開』朝日新聞記事(2002.2.16)
  51. ^ 『都市型の風力発電機開発-尼崎工業会と産業技術短期大学』神戸新聞記事(2002.2.16)
  52. ^ 『風力発電システム 産業技術短期大学 尼崎市役所で実証』日刊工業新聞記事(2009.7.14)
  53. ^ 『産業技術短期大学 尼崎経営者協会と連携企画』産業新聞記事(2017.6.15)
  54. ^ 『小学生殺到 産業技術短期大学が工作教室』日刊工業新聞記事(2009.7.24)
  55. ^ 『夏休みものづくり体験』読売新聞記事(2015.7.15)
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  58. ^ 『村野工高と産技短大連携』読売新聞記事(2010.6.30)
  59. ^ 『「高大一貫」で技術者養成』神戸新聞記事(2010.6.30)
  60. ^ 『鉄鋼学園 産業技術短期大学 創立50周年』鉄鋼新聞記事(2012.10.26)

参考文献[編集]

  • 全国学校総覧
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  • 短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社
  • 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社
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  • 全国短期大学受験案内』(晶文社
  • 全国短期大学案内』(梧桐書院
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  • 『CampusWalker 8月号』(角川書店、2001.8.12)
  • 『新型風車を開発-産業技術短期大学 新型風車の試作機を公開』(朝日新聞記事、2002.2.16)
  • 『都市型の風力発電機開発-尼崎工業会と産業技術短期大学』(神戸新聞記事、2002.2.16)
  • 『都市型風力発電用風車-尼崎工業会 産業技術短期大学と共同開発』(日刊工業新聞記事、2002.2.22)
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  • 『意思疎通充実狙いTV電話-尼崎工業会と産業技術短期大学開発』(神戸新聞記事、2003.3.1)
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  • 『改革本番 大学トップに聞く 産業界担う技術者を』(日刊工業新聞記事、2006.5.12)
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  • 『尼崎Walker 2009-2010年版』(角川マーケティング、2009.8.31)
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  • 『大学発見ナビ2010』(進研アド、2010年)
  • 『Motto大研究 関西の大学・短大』(教育新聞社、2010年)
  • 『Be VOICE』(アクセスコーポレーション、2010年)
  • 『2011大学・短大進路の手引』(ライセンスアカデミー、2010年)
  • 『2011大学・短期大学 進路の手引』(昭栄広報、2010年)
  • 『Shinro.2011』(ケーホウ、2010年)
  • 『業界・職業大研究』(キッズ・コーポレーション、2010年)
  • 『就職支援競う大学力 氷河期再来内定率80%』(読売新聞記事、2010.5.1)
  • 『産業技術短大 卒業生に無償授業』(毎日新聞記事、2010.5.7)
  • 『産業技術短大 地元OB無償再教育』(日刊工業新聞記事、2010.5.11)
  • 『村野工高と産技短大連携』(読売新聞記事、2010.6.30)
  • 『「高大一貫」で技術者養成』(神戸新聞記事、2010.6.30)
  • 『大学・短大入試ガイド』(教育事業社、2011年)
  • 『合格パスポート 近畿版』(ヒューマンステージ、2011年)
  • 『Benesseマナビジョンブック2011』(進研アド、2011年)
  • 『大学・短大まるわかり事典 近畿版』(さんぽう、2011年)
  • 『進学エントリー』(日本ドリコム、2011年)
  • 『進学事典 3年生』(リクルート、2011年)
  • 『平成22年度第三者評価』(財団法人短期大学基準協会、2011.3.24)
  • 『工高生対象の体験学習実施』(鉄鋼新聞記事、2011.7.11)
  • 『産業技術短大 被災者向けに特別推薦』(神戸新聞記事、2011.8.20)
  • 『復興スクラム全力』(岩手日報記事、2011.9.18)
  • 『産業技術短期大学年次報告書』(産業技術短期大学、2011年)
  • 『産業技術短期大学大学案内2012』(産業技術短期大学、2011年)
  • 『大阪・鉄鋼会館寄贈の名物タペストリー 講堂に飾り付け』(鉄鋼新聞記事、2012.4.19)
  • 『産業技術短期大学五十年のあゆみ』(学校法人鉄鋼学園 産業技術短期大学、2012.4.25)
  • 『進学の森 大学・短大』(キッズ・コーポレーション、2012年)
  • 『大学情報』(JSコーポレーション、2012年)
  • 『大学・短大進路のてびき』(ライセンスアカデミー、2012年)
  • 『シンガクラボ ハンドブック』(アクセスリード、2012年)
  • 『大学・短期大学進学ガイド』(日本ドリコム、2012年)
  • 『進学事典』(リクルート、2012年)
  • 『尼崎観光ガイド』(尼崎市、2012年)
  • 『風力発電 研究に期待』(朝日新聞記事、2012.9.20)
  • 『微風で発電「モデル機」』(読売新聞記事、2012.9.20)
  • 『風力発電を研究』(毎日新聞記事、2012.9.20)
  • 『風力発電装置を貸与』(神戸新聞記事、2012.9.20)
  • 『産業技術短期大学 創立50周年』(産業新聞記事、2012.10.26)
  • 『鉄鋼学園 産業技術短期大学 創立50周年』鉄鋼新聞記事、2012.10.26)
  • 『私立大財務ランキング』東洋経済新報社(週刊東洋経済記事、2012.10.27)
  • 『空飛ぶ円盤 人命救え』(神戸新聞記事、2013.1.12)
  • 『名車ロータス EVに変身 産業技術短大生ら』(産経新聞記事、2013.12.11)
  • 『米軍断念 飛んでみせます』(読売新聞記事、2013.12.11)
  • 『空飛べ 命の円盤 災害時 フワリ救援 産業技術短大』(毎日新聞記事、2013.12.13)
  • 『英国の名車 EVに改造 産業技術短大生ら』(読売新聞記事、2013.12.18)
  • 『日本の鉄鋼業』(日本鉄鋼連盟、2013年)
  • 『産業技術短期大学大学案内2014』(産業技術短期大学、2013年)
  • 『平成25年度産業技術短期大学自己点検・評価報告書』(産業技術短期大学、2013年)
  • 『災害救助舞い上がれ 産業技術短期大学 垂直離着陸機 進む開発』(産経新聞記事、2014.3.9)
  • 『産業技術短期大学大学案内2015』(産業技術短期大学、2014年)
  • 『産業技術短期大学大学案内2016』(産業技術短期大学、2015年)
  • 『日本の鉄鋼業』(日本鉄鋼連盟、2015年)
  • 『夏休みものづくり体験』(読売新聞記事、2015.7.15)
  • 『産技短大生ら再現 世界最初のガソリン自動車』(神戸新聞記事、2015.12.1)
  • 『世界初のガソリン自動車「ベンツ1号車」産業技術短大が複製』(産業新聞記事、2015.12.3)
  • 『尼崎・産業技術短大生 世界初ガソリン車再現』(読売新聞記事、2015.12.4)
  • 『産業技術短期大学大学案内2017』(産業技術短期大学、2016年)
  • 『自動車の原点手作りで』(産業新聞記事、2016.1.5)
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  • 『平成28年度産業技術短期大学自己点検・評価報告書』(産業技術短期大学、2016.6)
  • 『日本の鉄鋼業』(日本鉄鋼連盟、2016年)
  • 『鉄鋼・産業界と連携、貢献』(産業新聞記事、2016.7.14)
  • 『カテキン染色研究成果発表 尼崎・産業技術短期大学の3人』(神戸新聞記事、2017.2.25)
  • 『学校法人鉄鋼学園産業技術短期大学機関別評価結果』(短期大学基準協会、2017.3.10)
  • 『尼崎経済白書(平成28年度版)』(尼崎市、2017.3)
  • 『産業技術短期大学 尼崎経営者協会と連携企画』(産業新聞記事、2017.6.15)
  • 『産業技術短期大学 新日鐵住金・和歌山で製鉄所見学を実施』(産業新聞記事、2017.6.16)
  • 『尼崎観光交流ガイド』(尼崎市、2017.7)
  • 『阪大研究インターンシップ発表会開催 産業技術短大』(産業新聞記事、2017.9.19)
  • 『日本の鉄鋼業』(日本鉄鋼連盟、2017年)
  • 『産業技術短期大学大学案内2018』(産業技術短期大学、2017年)
  • 『我が国唯一の工学系短期大学』(産業新聞記事、2018.4.9)
  • 『大阪大学大学院研究インターンシップ 産業技術短大発表会を開催』(産業新聞記事、2018.10.3)
  • 『産業技術短期大学 ものづくりシンポ開催』(産業新聞記事、2018.10.23)
  • 『VRでパビリオン体験 五感再現へ進化中』(産経新聞記事、2018.11.26)
  • 『JFE21世紀財団 大学研究助成の贈呈式開催』(鉄鋼新聞記事、2018.12.6)
  • 『産業技術短期大学大学案内2019』(産業技術短期大学、2018年)
  • 『日本の鉄鋼業』(日本鉄鋼連盟、2018年)
  • 『産業技術短期大学大学案内2020』(産業技術短期大学、2019年)
  • 『名古屋展示会に「ベンツ1号車」 産業技術短期大学』(産業新聞記事、2019.6.19)
  • 『3Dプリンター活用シンポ開く 産業技術短期大学』(日刊工業新聞記事、2019.11.8)
  • 『令和元年度 産業技術短期大学 自己点検・評価報告書』(産業技術短期大学、2019.11)
  • 『日本の鉄鋼業』(日本鉄鋼連盟、2019年)
  • 『産業技術短期大学大学案内2021』(産業技術短期大学、2020年)
  • 『中山鋼業と池田泉州銀行 鉄鋼学園産業技術短期大学に3Dプリンター寄贈』(鉄鋼新聞記事、2020.9.30)
  • 『経営労働政策特別委員会報告』(日本経済団体連合会、2020年)
  • 『産業技術短期大学大学案内2022』(産業技術短期大学、2021年)

ほか多数

関連項目[編集]

外部リンク[編集]