累代

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地球年代学層序学
地質年代区分 年代層序区分 定義数および概年数
累代 eon 累界 eonothem 4累代、各5億年以上
era erathem 10代、数億年程度
period system 22紀、数千万~数億年
epoch series 34世、数千万年
age stage 99期、数百万年
時代と層の対比
後期 late 上部 upper
中期 middle 中部 middle
前期 early 下部 lower

累代(るいだい、eon, aeon)とは地質時代の区分で最大のものである。例えば顕生代(顕生累代)は化石になりうる硬い殻を持った生物の豊富な時代を統括する。英名はコイネーギリシャ語の単語アイオーンαἰών)に由来する。

累代は複数のera)からなり、その代はperiod)からなり、紀はepoch)で構成される。現在の我々の時代は顕生代の新生代第四紀完新世に当たる。以前は顕生代の他に隠生代(先カンブリア時代)しか累代は考えられていなかった。近年になり、冥王代太古代原生代に分けられるようになった。

累代・代・紀の地質学的タイムスケールは以下の通り:

エディアカラ紀 古原生代中原生代

冥王代始生代原生代顕生代

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 仲田崇志 (2009年10月29日). “地質年代表”. きまぐれ生物学. 2011年2月15日閲覧。