高田力蔵
高田 力蔵(たかだ りきぞう、1900年10月18日 - 1992年10月31日)は、日本の洋画家[1]。
人物[編集]
福岡県久留米市生まれ。川端画学校洋画科卒業・グランド・ショミエール芸術学校修了[1]。石井柏亭に学ぶ[1]。その後日本水彩画会会員、春陽会会員。パリのルーブル美術館にある西洋の名画を模写したことでも知られる。1936年、ベルリンオリンピック芸術競技に参加[2]。1938年、パリ美術家展奨励賞受賞。作品に「達陀の行法」などがある。
小説家の川端康成とは親交があった[3]。高田は大分県九重町の九重連山や飯田高原を題材にした作品を描いており、飯田高原を題材にした川端の小説『波千鳥』は、その高田の作品に影響を受けていた[3]。高田の長男である高田壮一郎が洋菓子店「CADOT」を開店した際には、川端は直筆の推薦文を寄せた[4]。