コンテンツにスキップ

A ONE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『A ONE』
浜崎あゆみスタジオ・アルバム
リリース
録音 2014年 - 2015年
ジャンル J-POP
時間
レーベル avex trax
プロデュース MAX MATSUURA
チャート最高順位
  • 週間4位オリコン[1]
  • 2015年4月度月間9位(オリコン)
  • 2015年度上半期49位(オリコン)
  • 2015年度年間90位(オリコン)
浜崎あゆみ アルバム 年表
A THEME SONGS -Drama edition-
(2015年)
A ONE
(2015年)
sixxxxxx
(2015年)
『A ONE』収録のシングル
  1. Zutto.../Last minute/Walk
    リリース: 2014年12月24日
テンプレートを表示

A ONE』(エー・ワン)は、日本歌手浜崎あゆみの16枚目のオリジナル・アルバム2015年4月8日avex traxより発売。

解説

[編集]

オリジナルフルアルバムとしては、前作『Colours』から約9ヵ月ぶりのリリース。

CD+DVD」「CD+Blu-ray」「CD」の3形態による発売。さらに、ファンクラブ「TeamAyu」の限定盤として、「Tell All (2015 mix)」をボーナストラックとして挿入し、同日発売のカウントダウンライブ『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2014-2015 A Cirque de Minuit 〜真夜中のサーカス〜』のDVDまたはBlu-ray Discおよび、オリジナル・フォトフレームおよび生写真10枚を加えた2形態「ALBUM+DVD+LIVE DVD+GOODS」「CD+Blu-ray+LIVE Blu-ray+GOODS」を発売。

発売を記念して、「ayumi hamasaki ニューアルバム&NEW LIVE DVD/Blu-rayリリース記念〜ayuがあなたの街にやってくる〜 SPECIAL」と題したラジオ公開録音イベントが2月27日から3月1日にかけて、大阪市福井市名古屋市静岡市仙台市の5都市で開催された[2]

「The GIFT」は、シンガポール出身シンガーソングライターJJ Linが手掛けた楽曲であり、PVにもJJ Lin本人が出演している。また、この曲でアレンジャーとして参加してる小林信吾は、5年後の2020年に病死したため、浜崎と関わった作品としては最後の曲となった。

売上記録

[編集]

批評

[編集]
専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
CDジャーナル肯定的[3]

CDジャーナルは、「16枚目となるオリジナル・アルバム。ロック的な曲やポップ・チューンもあるが、メインはストリングスをバックに歌い上げるバラードで、じっくり聴けるアルバムだ。特にクライマックス的な終盤の『Walk』のドラマティックな歌唱は絶品。彼女の実力を再認識させられる。」と批評した[3]


収録曲

[編集]
CD
全作詞: ayumi hamasaki(#1は除く / #12、作詞: Utada Hikaru)。
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.a Bellayumi hamasaki(#1は除く / #12、作詞: Utada HikaruYuta NakanoYuta Nakano
2.WARNINGayumi hamasaki(#1は除く / #12、作詞: Utada HikaruKazuhiro Haratasuku
3.NO FUTUREayumi hamasaki(#1は除く / #12、作詞: Utada HikaruTetsuya KomuroYuta Nakano
4.Anything for Youayumi hamasaki(#1は除く / #12、作詞: Utada HikaruTetsuya KomuroYuta Nakano
5.Last minuteayumi hamasaki(#1は除く / #12、作詞: Utada HikaruTetsuya Yukumitasuku
6.Zutto...ayumi hamasaki(#1は除く / #12、作詞: Utada HikaruKunio TagoYuta Nakano
7.Out of controlayumi hamasaki(#1は除く / #12、作詞: Utada HikaruTetsuya YukumiYuta Nakano
8.Storyayumi hamasaki(#1は除く / #12、作詞: Utada HikaruTetsuya YukumiYuta Nakano
9.The GIFTayumi hamasaki(#1は除く / #12、作詞: Utada HikaruJJ LinShingo Kobayashi
10.The Show Must Go Onayumi hamasaki(#1は除く / #12、作詞: Utada HikaruTetsuya Komurotasuku
11.Walkayumi hamasaki(#1は除く / #12、作詞: Utada HikaruTetsuya KomuroYuta Nakano
12.Movin' on without youayumi hamasaki(#1は除く / #12、作詞: Utada HikaruUtada HikaruYohanne Simon for RedOne Productions, LCC
合計時間:
ファンクラブ「Team Ayu」限定盤トラック
全作詞: ayumi hamasaki、全作曲・編曲: Yuta Nakano。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
13.Tell All (2015 mix)ayumi hamasakiYuta Nakano
DVD
Blu-ray Disc
#タイトル作詞作曲・編曲
1.Play Zutto...(video clip)  
2.Play Last minute(video clip)  
3.Play The GIFT(video clip)  
4.Play WARNING(video clip)  
5.Zutto...(making clip)  
6.Last minute(making clip)  
7.The GIFT(making clip)  
8.WARNING(making clip)  

楽曲解説

[編集]

※ ファンクラブ「Team Ayu」限定盤収録の『Tell All』は除く。

  1. a bell
    インストゥルメンタル曲。17周年という節目の日にリリースされるアルバムのオープニングを飾る楽曲で、これまでも数々の名曲を生み出してきた作編曲家・中野雄太氏によるもの[4]
  2. WARNING
    浜崎の真骨頂と言える超攻撃型アップリフティング・ロック・チューン。作曲は原一博氏によるもの。「攻める歌詞世界が多くの女性から支持を得ている」と紹介されている。MVは「独特の妖しい雰囲気を醸し出す」としている[4]
  3. NO FUTURE
    小室哲哉特有による高い音域を駆使した、切なくも心に響くナンバー。今作のレコーディングの際、仮歌入りのデモとして提供されてからあたため続け、満を持してレコーディングに挑んだという。終盤、畳みかけるリフレインが耳に残るアップリフティング・トラックが印象的となっている[4]
  4. Anything for you
    浜崎のオリジナル楽曲としては史上最長の7分にも及ぶ大作。何度も転調を繰り返す展開により、曲の長さは全く気にならず、むしろその世界観に惹き込まれる。コードが変わり優しい世界が広がり「大丈夫僕がその君の手を必ず掴むから」という[4]
  5. Last minute
    53rdシングル。
    本シングルリリース直後からファンの間で反響を呼んでる楽曲の一つで、1コーラス目はコーラス無しのシンプルなVo.がピアノとアコースティック・ギターの上で切々と訴えかけ、転じて2コーラス目以降は感情を剥き出しに激しく歌い上げている。なお本作のMVは、“一発撮り” で撮影されている[4]
  6. Zutto...
    53rdシングル。
    作曲は多胡邦夫が手掛けたもので、ファンのみならず多くのリスナーから支持を得ている。MVはマイナス10℃の氷の世界で撮影され話題となった[4]
  7. Out of control
    作曲は湯汲哲也とアレンジャー・tasukuのタッグによるロック・ナンバー。「これぞ“浜崎あゆみワールド”と言える歌詞世界で、世代や性別を超えて共感される大きな“愛”のうた」と紹介されている[4]
  8. Story
    温かいメロディーに切なく心に響く歌詞。本作は2004年リリースの6thアルバム『MY STORY』に収録された「walking proud」を彷彿させ、楽曲を手掛けた湯汲哲也が今作にも参加している。アレンジャーは中野雄太によるもので「壮大なアレンジが聴く者の魂を震わせる、涙無しには聴けない名曲」と紹介されている[4]
  9. The GIFT
    台湾を拠点にアジア全土で絶大な人気を誇るシンガーソングライター・JJ Linとのコラボ作。人生の大きな岐路に立つ2人の心情が綴られた、究極のウェディング・ソングとなっている[4]
  10. The Show Must Go On
    2000年より開催した初ツアー「第1幕」から15年間に渡りライフワークともいえる大規模ライヴツアーを敢行し、年々毎にコンサートの枠を超えたエンタテインメント・ショウとして進化し続けてきた浜崎がこれまで支えてきたファンや友人に贈ったメッセージソング。また、CMソング (後述) としても話題を呼び、間奏部分では自身のファンクラブ「TeamAyu」より特典で選ばれた2名のファンがコーラス参加している[4]
  11. Walk
    53rdシングル。
    作曲は小室哲哉によるもの。2014年末に開催されたカウントダウン・ライヴにおいて初披露された[4]
  12. Movin' on without you
    宇多田ヒカルトリビュート・アルバム宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-』収録曲。
    本カヴァー曲が収録されると大きな話題となり、「RedOneプロデュースによるアレンジとヴォーカルワークがマッチした会心作」と紹介されている。なお、このアルバムがリリースされるまで、本曲の収録が伏せられていたという[4]

タイアップ

[編集]
The Show Must Go On
Samantha Thavasa -365日、毎日が記念日- TVCMソング

その他の収録アルバム (シングル曲除く)

[編集]

収録ライブ映像 (シングル曲除く)

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ A ONE|浜崎あゆみ”. ORICON STYLE. オリコン. 2016年6月8日閲覧。
  2. ^ 浜崎あゆみ、全国5カ所とLINE LIVE CASTで公開録音イベント開催”. Musicman-NET (2015年2月23日). 2015年2月25日閲覧。
  3. ^ a b 浜崎あゆみ / A ONE[CD+DVD]”. CDジャーナル. 2020年8月19日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l 16th ALBUM「A ONE」SPECIAL SITE”. ayumi hamasaki official site. 特設サイト (2015年4月8日). 2021年4月2日閲覧。

外部リンク

[編集]