FlashGet
作者 | 侯延堂 |
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開発元 | Trend Media Co. Ltd. |
最新版 | |
対応OS | Microsoft Windows |
種別 | ダウンロードマネージャ、BitTorrentクライアント |
ライセンス | プロプライエタリ フリーウェア |
公式サイト |
www |
FlashGet(旧JetCar、中国語名「快车; Kuàichē」の直訳に由来する)は、Microsoft Windows向けのフリーウェアであり、ダウンロードマネージャである。当初は有料版とアドウェア版のいずれかで提供されており、後者にはInternet ExplorerのBrowser Helper Object(BHO)が含まれていた。
機能
[編集]FlashGetは、Avant Browser、Google Chrome、Internet Explorer、Opera、Netscape、Mozilla Firefox、Maxthon、SeaMonkeyなどのウェブブラウザと統合可能である。ファイルの連続ダウンロードや、複数の場所からの同一ファイルダウンロードに対応している。ファイルを複数のセクションに分割して、それぞれを同時にダウンロードする機能を持つ。統合型のオフラインリーダーを備えている。HTTP、FTP、Microsoft Media Server、RTSP、BitTorrent、またバージョン1.8.4以降はeDonkeyによるダウンロードに対応している[2]。
マルウェアに関する懸念
[編集]FlashGetは、アップデート機構におけるセキュリティ上の欠陥により、ユーザーがトロイの木馬に感染する事例が発生した[3][4]。
また、FlashGetは起動時に開発元からダウンロードされるFGUpdate3.iniファイルに記載されたすべてのファイルをダウンロードする点でも懸念がある。開発元のサーバーを通じて悪意あるFGUpdate3.iniが配布された場合、ユーザーに通知することなくFlashGetがマルウェアをコンピュータにダウンロードする恐れがある[5]。
2010年4月4日にリリースされたFlashGet 3.4には、アドウェアやその他の未公開かつ無許可の中国製アプリケーションが含まれていた[6]。一部の広告はシステムトレイから強引に表示され、ユーザーに多大な不便をもたらした。また、インストーラーが中国語化され、多くのユーザーにとってインストールおよびアンインストールが困難になった[7]。
脚注
[編集]- ^ "FlashGet 3.7.0.1220 International, revised version released"; アーカイブ日付: 2015年5月11日; 出版日: 2013年5月17日; アーカイブURL: https://web.archive.org/web/20150511040745/http://bbs.flashget.com/en/forumdisplay.php?fid=6.
- ^ “FlashGet release history”. Flashget.com. 2012年7月30日閲覧。
- ^ Bass, Steve (2008-03-26), FlashGet's Security Hole Delivers a Trojan, PC World, オリジナルの2010-04-03時点におけるアーカイブ。 2010年5月19日閲覧。
- ^ Emsisoft Malware-Info, Emsisoft, (18 June 2014)
- ^ Gostev, Alexander (2008-03-14), TrojanGet infects users around the world, Kaspersky Lab, オリジナルの2013-01-05時点におけるアーカイブ。
- ^ Panganiban, Francis (2010-04-04), FlashGet 3.4 sucks!, KIX|TRIX, オリジナルのJuly 14, 2010時点におけるアーカイブ。
- ^ Panganiban, Francis (2010-04-07), FlashGet Followup: Uninstalling and Downgrading 3.4, KIX|TRIX, オリジナルのSeptember 27, 2010時点におけるアーカイブ。