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TACOS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

TACOS は、コンピュータ将棋プログラム

概要

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将棋棋士北陸先端科学技術大学院大学教授飯田弘之の研究チームが開発した将棋ソフト世界コンピュータ将棋選手権で何度も決勝に進出している強豪ソフトである。また、コンピュータオリンピアードの将棋部門では最多の4回優勝している。

2005年9月18日石川県の小松市民センターで開催された第29回北國王将杯争奪将棋大会において、TACOS と橋本崇載五段(当時)の公開対局平手の手合で行われ、橋本五段が勝利した[1]。しかし、橋本五段は敗北寸前まで追い詰められた[2]。これがきっかけとなり日本将棋連盟は同年10月6日付で全棋士全女流棋士に対し、公の場での将棋ソフト・コンピュータとの対局では事前に連盟が確認を行う「許可制」の通達を出した[3][4]

競技会成績

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大会/年 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010
世界コンピュータ将棋選手権 26 30 27 30 10 7 6 4 6 13 17 12
コンピュータオリンピアード 3 3 4 3 1 3 1 1 1 5
コンピュータ将棋王者決定戦 7

脚注

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  1. ^ 将棋プログラムがプロ棋士と対戦(産経将棋web・棋王戦)”. 産経将棋web・棋王戦 (2005年9月19日). 2006年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年1月2日閲覧。
  2. ^ Tacos challenging GM参照
  3. ^ 棋士とコンピュータソフトの対局について/日本将棋連盟からのお知らせ」『日本将棋連盟』。2005年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  4. ^ 飯田弘之コンピューター将棋が名人を超えるために必要なこと」『情報・知識&オピニオン imidas - イミダス』2013年8月16日。2025年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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